入れ歯は噛めない、というのは本当?

入れ歯にすると、健康な歯だったころと比較すれば、確かに噛む力は落ちます。

 

条件により差がありますが、天然歯の場合の噛む力は、60歳代男性の場合平均「40Kg」程だと言われています。

 

一方「総入れ歯」の場合、60歳代男性の噛む力は「10Kg〜13Kg」だったという研究があります。

天然歯と比べると30%ほどしかないので、かなりのダウンであることが分かります。

 

しかし、落胆するのはまだ早いと思います。

大切なことは、「食べるために必要な噛む力があるかどうか」だからです。

 

実は、大半の食べ物は、「10kg以下」の噛む力で食べることができます

餅やスルメなど10kg以上の力が必要な食品もありますが、日常的に頻繁に食べる食材で、噛む力が足らないということはかなり少ないでしょう。

 

ここまで述べたように、入れ歯にすると確かに噛む力は落ちますが、特別固い食品でない限りは、充分に食事を楽しめるレベルの噛む力は維持できます。

 

ただし、入れ歯の出来に大きく左右されます。自分に合ったものをつくらなければ、食べられる食品が限られ、食生活が乏しい物となるでしょう。

 

また、自費負担の入れ歯であれば、さらに噛む力を落とさないように作ることも可能です。食事を楽しむためには、保険で作る安い入れ歯よりも、自費負担で作ることも検討してみてください。