入れ歯(義歯)とインプラントのメリット・デメリット

入れ歯とインプラントの主なメリット・デメリットをまとめました。

どちらを選ぶか悩んでらっしゃる方の参考になれば幸いです。

 

当院の見解としては、インプラントはやり直しがきかないものですし、深刻な治療事故も多数報告されているのが現状なので、「インプラントは最終手段」のひとつとして考えたほうが良いと思います。

 

インプラントのメリット

  • 健康な歯を削らなくて済む
  • 天然歯とほぼ同等の強い力で噛むことができる
  • 入れ歯と違い、口の中に異物感がない
  • 「入れ歯が痛い・外れる」といった、安い入れ歯にありがちな不便さはない
  • 見た目上は、天然歯とほとんど見分けがつかない
  • 治療期間は短期間で終わることが多い

 

インプラントのデメリット

  • アゴの骨の状態次第では、インプラント治療ができない場合がある
  • インプラントを扱う技量の不十分な歯科医が増え、治療事故が増えてきている
  • 治療事故が起こった場合、深刻な健康被害が出ることもある(顔面の神経損傷・骨の損壊・死亡事故もあり)
  • 値段が高い(1本あたり、10万円〜50万円)
  • メンテナンスが大変(メンテナンスを怠るとアゴの骨が壊れてしまったり、感染症を引き起こすなどの弊害がある)
  • インプラントは外科手術(口腔外科)であるが、歯科の一般開業医で外科の知見を持つ者はほとんどいない
  • 持病の薬(骨粗しょう症・高血圧・糖尿病・肝炎など)を服用している場合は、避けたほうが良い
  • インプラントの事前・事後のカウンセリングには内科の知見が必要だが、内科の知見を持った歯科医はほとんどいない
  • 歯根膜という食感・味覚を感じる組織が失われるので、食事の満足度は下がる
  • 歯根膜は骨の中に細菌が入ってくるのを防ぐが、これが失われるので、重い歯周病・骨への感染症を引き起こしやすくなる

 

入れ歯のメリット

  • 安全(治療事故で深刻な影響が出ることはまずない)
  • 安い(保険がきく)
  • 自由診療であれば、下記デメリットをある程度克服した高性能な入れ歯を作ることもできる
  • アゴの骨・口の中がどのような状態であっても作ることができる
  • メンテナンスが楽

 

入れ歯のデメリット

  • 咀嚼力がやや落ちる(普通の食事ができなくなるほどではない)
  • 口の中に異物感があり、慣れるまでは不快感がある
  • 保険でつくる入れ歯は、大量生産品のためジャストフィットしにくい
  • 合わない入れ歯を作ると、入れ歯が痛い・外れる、といった煩わしさがある
  • よい入れ歯を作ることができる歯科技工士が減っている
  • よい入れ歯を作るためには歯科医と歯科技工士の連携が不可欠だが、入れ歯に詳しい歯科医が減っている